7月25日木曜日の日経平均は前日比▲215円安の27,699円となり反落。22日の米国市場はダウ平均▲137ドル安、ナスダック指数▲225ポイント安と下落しており、米国市場の下落の流れが週明けの日本市場にも続きました。ただし日経平均はこれまで7連騰しており、上昇が小休止した状態です。
連日物価高のニュースが報じられる中で、価格高騰終了かと思われる商品があります。それが小麦です。小麦といえば、世界的な産地であるウクライナがロシアとの戦争により小麦の収穫量が減り、今年は世界的な小麦不足が懸念されていました。
小麦は米国の先物市場で取引されています。その米国先物市場の小麦価格の下落が続いており、遂にウクライナ危機前の水準に戻りました。現在800ドルを前後する状態ですが、この価格帯はウクライナ危機前と同じ水準です。本来あまり小麦価格は大きな値動きがなく、長く800ドル前後を推移する状態でしたが、ロシアによるウクライナ侵攻後の3月には一時1,400ドルを超えてしまいました。その後、6月半ばまで1,000ドルオーバーの状態が続きました。しかし6月後半に1,000ドルを割れるとスルスルと下落が続き、“往って来い”の800ドル付近に7月半ばには戻っています。
日本の小麦の自給率は約13%とされています。よって、ほとんどの小麦は輸入です。ウクライナ危機により小麦価格が高騰しパスタなど小麦関連製品の値上げも続きました。しかし、これで値上げ一服となる可能性があります。ただし引き続き円安は続いており、為替の関係で値上がりが続く点は注意が必要です。小麦価格のみならず、原油価格もWTI原油が92ドル台まで下落するなど、物価高の要因となる商品価格は下落が相次いでいます。このまま物価高の一服を期待したい所です。
日経平均は7連騰で上昇はストップしました。ただし28,000円を狙える水準に位置しています。今週は27日水曜の晩に米FOMCで利上げが予想されており、FOMCまでは値動きが生じない可能性もあります。FOMC後に日米株式市場の上昇により日経平均28,000円到達がなされるか、日経平均の行方が注目されます。