日経平均は28,000円台の天井ブレイク確定なるか?ブームが去った「いきなり!ステーキ」は社長交代を発表

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  • 2022年8月15日
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・先週の日経平均

先週後半は日本がお盆入り。5日金曜日に米雇用統計の発表がなされ、世界的に見ても市場関係者が夏休みに入った先週ですが、日経平均は28,546円で取引を終え28,000円台が維持されています。夏休み独特の軽い値動きの中で、日経平均は上昇することになりました。

先週の日経平均週足の4本値は下記となっています。

始値 28,050円

高値 28,546円

安値 27,729円

終値 28,546円

日経平均の週足は4週続けて陽線を形成しており、順調な上昇を見せています。ただし先週の上昇で、2022年の28,000円台の天井ほぼ上限に到達しました。28,300円台がこれまでの天井であり、天井を上方ブレイクし始めている、と捉えることもできます。しかし金融市場は夏休みモードでもあり、ブレイク可否の判断はもう1週間待った方がよさそうです。ただし12日金曜日に日経平均は+727円高と大きく上昇しており、12日の上昇が28,000円台の天井ブレイクのサインとなっている可能性もあります。

今週は28,500円台から順調に上昇するのか、という点が最初の焦点となりそうです。

・急速に回復を見せる米国市場、ナスダック指数は節目の13,000ポイントを回復

米国の各株価指数は7月以降大きな上昇を見せています。主要3指数の12日金曜日の終値は下記となりました。

・NYダウ 33,761ドル(前日比+424)

・S&P500 4,280ポイント(同+72)

・ナスダック 13,047ポイント(同+267)

3指数いずれも大きく上昇しており、週明けの日本市場も上昇して始まる可能性が高い状態です。

なお、上記3指数の2022年安値は下記となっています。

・NYダウ 29,653ドル

・S&P500 3,637ポイント

・ナスダック 10,565ポイント

3指数いずれも安値から2~3割の上昇を見せており、米国市場の回復が鮮明です。ちなみに日経平均の2022年安値は24,681円であり、安値からの上昇幅は2割に届いていません。日経平均は米国市場ほどの下落はない反面、上昇も限定的な値動きです。

ナスダック指数が節目価格の13,000ポイントを回復しており、これで上昇一服、となる可能性もありますが、いずれにしても足元は急速に米国市場の上昇が見られます。米国市場の上昇に比べ日本市場は上昇が限定的であり、今後遅れて上昇し30,000円回復を見せる、という可能性も残されています。

・「いきなり!ステーキ」が社長交代、今後経営の安定はなされるか?

「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービス<3053>が8月12日付けで社長の交代を発表しました。創業者の一瀬邦夫社長は代表取締役及び取締役を退任し経営から離れ、息子でこれまでCFO(代表取締役副社長)を務めた一瀬健作氏が代表取締役社長CEOとなります。

かつて大ブームとなった「いきなり!ステーキ」ですが、ブームの終わりとともに形状対が悪化し厳しい経営状態となっています。2021年12月期は各自治体からのコロナ支援金により最終利益は黒字(3.87億円)を確保し、ようやく一息つける状態になったかと見られました。しかし、今期の黒字予想を8月に赤字予想に下方修正しており、経営責任を取る形で一瀬邦夫社長は退任します。

かつての「いきなり!ステーキ」のブーム時はいずれの店舗でも連日行列が出来ていたものの、現在はほとんどの店舗で行列に並ばず入店できます。2017~2018年にかけて一大ブームとなった「いきなり!ステーキ」ですが、ブームから約5年が経過し経営的には厳しい状態が続いています。

外食業界とアパレル業界は流行廃りが非常に早い業界ですが、「いきなり!ステーキ」の栄枯盛衰はまさにその典型例といえます。ブームの時には、日本人はこれほどステーキが好きだったのか?、という盛り上がりでしたが、どうやら一時的なブームに留まったようです。ただし同じステーキ店でもブロンコビリー<3091>は手堅い経営を続けており、「いきなり!ステーキ」はブームには乗れたものの着地に失敗した、ともいえます。

さすがにかつてのような大ブームの復活は難しいと考えられますが、社長交代で「いきなり!ステーキ」はブロンコビリーのように経営を安定させることができるのか、新社長の経営手腕が注目されます。

・まとめ

15日月曜日は多くの鉄道で祝日ダイヤが組まれるなど、日本はまだお盆休みの中にありますが、株式市場はオープンします。海外勢も先週と今週は休みを取る関係者が多いため、今週も休み特有の値動きとなる可能性があります。

28,000円台の天井を上方ブレイクし始めている日経平均は、米国市場の上昇に背中を押されて天井ブレイクが確定するのか、という点が今週最初の注目ポイントとなりそうです。