9月12日月曜日の日経平均は、前日比+327円高の28,542円高となり3日続伸。9日金曜日の米国市場はダウ平均+377ドル高、ナスダック指数+250ポイント高の大幅高で取引を終えており、週明けの日本市場も米市場の大幅高の流れが途切れずに続きました。
ウクライナ軍の反撃成功金融市場に好影響?
2月のロシアによるウクライナ軍事侵攻以降、守りの戦いが中心となっていたウクライナ軍が反転攻勢し、ウクライナ北部のロシア占領地域について多くの奪還に成功したと報じられています。
ロシアのウクライナ軍事侵攻(以後はウクライナ危機)が始まって以来、金融市場はウクライナ危機に振りまされっぱなしです。エネルギー価格は上昇し、天然ガスは今も高値圏にあり、小麦などの穀物価格は急騰の後に下落するなど混乱する値動きを見せました。
またロシアによる天然ガス輸出規制の経済面の影響から、欧州各国の株式市場は不調を余儀なくされ、ユーロの下落も続きました。
一方、今回はウクライナ軍の反撃成功を契機にユーロが上昇しています。元々下落トレンドにあったユーロドルは、ウクライナ危機により下落が加速した形となりました。7月と8月には節目価格の1.0000ドルを割れて、8月の1.0000ドル割れ以降は1.0000ドルを巡る攻防が続いていました。
しかし、ウクライナ軍の反撃の成功が伝えられた9日金曜日、そして本日12日とユーロは上昇しています。ウクライナ危機の勃発以降、初めての前向きな相場の反応といえるかもしれません。
ただし敗退したとはいえ、ロシア軍から見れば一部占領地域での敗退であり、ウクライナ危機の長期化は避けられない状態です。相場的には、今回の勝利の評価は単に一時的な現象、となってしまう可能性も否定できません。
ウクライナ危機の状態が、良くも悪くも今後も金融市場に影響を与えることになりそうです。それでも、今後は前向きな影響を与える機会が増えることを期待したい所です。
まとめ
ウクライナ軍の反撃成功が株式市場に好影響を与えている面もあり、金曜日の米株式市場の急騰を日本市場も引き継ぐことに成功し、半月ぶりに日経平均は28,500円台を回復しました。このままの勢いで日経平均は29,000円まで上昇するのか、今週の行方が注目されます。